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印刷会社から介護業界(駒場苑)へ転身した内田勝さんの声

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事前の質問事項に、全て手書きで回答を準備してくれていた内田さんです

「未経験からの介護。飲み仲間であった駒場苑の前施設長から全てを聞き、転職時のサポーターに」

(編集部) まずは入社の経緯を教えていだだけますか?
(内田) きっかけは元々は飲み仲間であった駒場苑の前施設長との繋がりからです。自分は印刷業出身で、デジタル化が進み絶対に仕事がなくなると思っていました。いま40才で、次の20年後を見据えて続けられる仕事をしたいと考えて、ぼんやりと転職を考えていた中でそれを飲みの席で伝えたところ、その前施設長に駒場苑の紹介をされました。友人の伝手で2-3回飲んでいましたが、上記の話を伝えたところ、人が足りないので施設を紹介すると言われました。

(編集部)そうなのですね。具体的には何を話されたのでしょうか?
(内田) 最初の段階で、給料の話を聞きました。合わせて、基本給・手当などの説明を少しずつ聞き理解を深めました。その段階では、オムツ交換や匂いの件などは聞きましたが、オムツ交換は子どもがいてやっていた(笑)のと、匂いも印刷業はガソリン臭かったので、そこまで気にならなかったという状況です。元々のネットを通じてなんとなく得ていたイメージは「ブラック企業」や「資格がないとできない仕事」というイメージでしたが、聞いてみると残業も少ない、また資格もなくても最初OKと言われてました。「デイサービスならまだしも特別養護老人ホームで大丈夫なのか!」と感じ、良い意味でのGAPを感じました。これを同じように介護を知る友達に伝えたこところ、同様のことを言っていました(笑)。

(編集部)不安はなかったのですか?
(内田) 前施設長がバックアップしてくれていたので安心感がありました。この過程の中で「何かあったら自分に言え」と言ってくれていました。あとは「この人は無口だけど、実は介護の質が高い」などの裏話が聞けました(笑)。 もちろんオムツ交換は「できるかな」とは思っていましたし、命に関わることへの怖さはありました。その怖さについては、「あって当然」と言われましたし、給与面が少なくないということを確認できていたので、そういった当初の不安はすぐに無くなっていました。実際、給与面は年収で20万減のみでよかったのと、今後の継続や資格取得などを通じて上がっていくことは確認できていたので、オムツの件なども、その対価を得られるのであれば当然、と思うようになり、自分の中では重視しなくなっていました。合わせて、前施設長を見て、話がうまくて、この仕事をやっていければ、人柄、話し方、優しさなどの面でこうなれるかもと感じました。そもそも仕事後に飲みにくるなどパワーも感じ、普通に楽しんでいるのだと実感できたことで、良いGAPを持っていたというのもあります。

/「駒場苑の7つのゼロは、今の生活の延長。だから合理性と共感を感じることができた。入って1ヶ月やることは多いが、良い仕組みだと感じる」
(編集部) ありがとうございます。飲み会で紹介を受けてから、入社を決めるまでの流れを詳しく教えていただけますか?
(内田) 入社は6月1日、話を聞いたのは4月上旬です。飲み会を終えて、その後に法人内の施設をまずは見学ということで、4月中旬に駒場苑と他もう1施設を見ました。その後、5月初旬に駒場苑の面接をして給料や資格補助の話も正式に聞きました。見学を通じて、駒場苑はやっていることが理にかなっていると感じました。もちろん介護はやったことがありませんが「人が生きる中での介護ということはこういうことか」というわからないながらの共感を感じました。例えば、まだ元気なのにオムツをするのは嫌だと自分なら感じると思ったし、寝たきりだと体が痛くなると思いました。また自分はお風呂が大好きなので機械浴より湯船にゆっくり浸かりたいと思うだろうと感じました。機械浴ゼロが自分的には一番よかったです(笑)駒場苑でやっていることを見て、いまの自分の生活と一緒で、その延長線上で捉えることができたと感じています。実際に入社後、介助を始めた時に「お風呂もう上がりましょうか?」と聞くと「まだ入りたい」と言われて「そうだよなあ・・・(笑)」と感じました。そんなやりとりから自分がこの施設に入っても生活できると思いました。その方が「想像がつく」と感じたのは間違いではなかったです。こういったこともあって新しいことを覚えなければいけないという不安をあまり感じませんでした。例えば機械を使うのであれば、それを覚えるのは逆に大変だと感じたと思います。

(編集部)ありがとうございます。実際に入ってやってみてどう感じますか?
(内田) イメージよりは気持ち的には楽でしたが、仕事の多さを感じます。その中でやはりコミュニケーションを通じて「ありがとう」と言われることは嬉しさを感じますね。慣れていないので手間取ることもありますが、そういうときに「ごめんなさい」というと、逆に「ありがとう」と言われます。前職であれば、仕事なので当然、と言われたと思います。そうするときつくても「やっててよかった」と感じるというのがありますね。 また前の仕事は納期がありましたが、今の仕事は24時間365日の稼働が前提になるので、気持ち的にはむしろ楽です。チームで連携してやっているので、ここまでやったら終わり、あとは他の人に任せられるという、感覚があります。前はボリュームがあればあるほどやらなければならなかった点が、違いますね。 あとは腰は業務開始2週間くらいで痛くなりました(笑 )。いまは周囲からも無理しないで、と言われながらやっていますが、この点は今後、腰を痛めないやり方を身につけなければいけないと思います。

(編集部)駒場苑だからこその部分で感じることはありますか?
(内田) 入居者の方で車椅子で自走している人がいました。後から聞いて驚いたが、最初そうではなかったと。そんなことは想像がつかないくらいでした。駒場苑に入って、特別なことはしていない中でそういったことが起こったことを考えると、無理のない形で老いの速度が緩やかになるということは、みんなにとって幸せなことであると同時に、その点がやはり理にかなっていると感じます。駒場苑の中が自然にコミュニケーションが生まれ、こういったことが促進されるという仕組みになっていて、とても良い仕組みと考えています。

/「印刷業が自動化されていく中で、今後必ず必要になり、多様なキャリアを歩める介護を選択。その選択は間違っていなかった。未経験の人こそ駒場苑を選択して欲しい」
(編集部)ありがとうございます。そういえば、紹介を受ける前は介護は考えていたのでしょうか?
(内田) 考えていませんでした。前職では社内異動などをきっかけになんとなく転職をしたいと考えており、ハローワークや求人サイトを見ていましたが、介護は選択しようとは思ってもいませんでした。それまでずっと同じ業界にいたこともあり、今後、あまりコロコロ変えたくないという気持ちもありました。たまたま介護をやっている方との接点、軽く話せるコミュニティ/飲み会などで知ることができたのが大きいように思います。ハローワークで紹介を受けてもこうはならなかったと感じます。 いま思うのは、駒場苑には、パートで65才の方が働いていて、年金だけでの生活は難しい中で、体が動けば働き続ける時代の中で、コンビニのレジも自動化する、車の自動運転化が進むなどを考えると、資格があると働け、かつ、ならない仕事とだと感じます。その意味からも本当に良い仕事に就いたという実感があります。それに変な話、嫌になっても他の施設にいけるということもありますし(笑)。

(編集部)そうですね(笑) 最後にメッセージはありますか?
(内田) まず未経験者に対しては、実は意外に給与も高く、資格を取得でき、残業代があって、仕事もなくなりません。そして、訪問やケアマネなど職種や、管理側になるなど、仕事の広がりが多いと感じます。そういった点を伝えたいです。ずっと同じ仕事をつづけ末長くやっていきたいという方にはおすすめです。 駒場苑全般に関しては、サポートは充実していますし、嫌なことは嫌と言える環境があります。いまの施設は当然やることがたくさんあります。ですが、慣れたら楽になるし、どこに行っても通用するのではないかと、分からないながらに考えています。人間的な生活を支えることが介護の標準だという基準が自分の中ではできている状況です。 だからまずは見学から来て欲しいと思います。一回見れば、イメージが変わります。未経験の人こそ、まずは見学に来て欲しいです。駒場苑自体は人間関係もよく良い職場です(笑)
(編集部) ありがとうございました。