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駒場苑坂野さんの若手時代のエピソードから現在へ [前編] →7ゼロの紹介 [中編] 

 駒場苑の施設長坂野さんの若手時代のエピソードから、7つのゼロの実践に至った背景をご紹介します。

 若手時代のエピソードは「けあサポ」での取材記事や、坂野さんが書かれているnote(講演内容に関連するということで1記事100円で)にて読むことが出来ます。どちらも読み応えありです!笑

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 詳細はリンク先をご覧いただければと思いますが、大学2年生だった当時、偶然行き着いた介護のアルバイトをしていた先でのやり方に疑問を持ち、機械浴の機械を壊してしまって、1か月で特養での アルバイトをクビになってしまったようです・・!

 その壊してしまう過程で、現場でのやり方に疑問を持ち、周囲とぶつかっている様子など、とても臨場感があり、興味深いです。。何度か同様の形でバイト先を転々とし、2年続けた施設もあったようですが、この頃は模索が続いていたみたいですね。

 

 その後は「施設のケアを変えるには自分がえらくならないとダメだと思ったんですよね。上になって変えられる立場になればいいんだ」ということで、そこからは「フロアリーダーになり、一定の権限を持った上で、まずはフロアから「おむつをやめよう」「機械浴をやめて普通のお風呂にしよう」という取り組みを始められました。この経験が7つのゼロに繋がっていきます・・・! この現場に入った当初の話は、いつか、最初にいた施設の方とかにも話を聞けるといいなと思いました。笑 🙂

 
 7つのゼロは、寝かせきり、オムツ、機械浴、脱水、誤嚥性肺炎、拘束、下剤のゼロを指しています。これもまた坂野さんのnoteも合わせてご覧いただきたい

u0u0.net

のですが、この7つのゼロに焦点が当たることが多い一方で、ゼロにする事が目的ではなくあくまで「介護の目的は介護が必要なおじいちゃんおばあちゃんに最期まで当たり前の生活、その人らしい生活を過ごしてもらえるように支える事にある」と話されています。

 

 「7つのゼロは目的ではなく、そのためのツールに過ぎない」、その上で「介護をする上での本来の方向性を示すためにあえて7つのゼロ、という振り切ったケア目標を掲げている」のです。「ゼロを目指していくような方向性でおじいちゃんおばあちゃんに関わっていく、という過程であり関係性」だ、と話されています。

 一方で、当然のことながら、簡単にことが進んだわけではありません。特に掲げた直後は、共感者も少ないため、個々の意識に任せていてはいつまでたっても進まない、そういったことはよくあることだと思います。そこで、プロジェクトを進める第一歩として研修ではなくそのプロジェクトを実務
として開始するプロジェクトチームを作って、まずはやり始める事から、やり始めました。

 細かい進め方など、お伝えしたいことはたくさんありますが・・・こんな形で、現場に入り、疑問を感じたところから、理想を掲げて、現実的な歩みを進めてきたからこそいまの駒場苑があります。

 

 当然、noteにも書ききれていない苦労話や工夫はたくさんありますので笑、ぜひ、介護業界に入られて間も無く、今のやり方に問題意識を感じていてなんらか動かしていきたい、という方は、一度、駒場苑の体験に来られてはどうでしょうか! こちらよりご相談ください→urx.blue/TcxA

次回は、そんな理念を掲げ、歩みを進めてきた結果、どんな良い効果があったのか、ご紹介いたします〜😁